【今月の言葉】

「徳を積む」とは良い行いを続けていくことです。銀行にお金を預けると残高が貯まっていくように、善行を積む仏道修行をすることになります。

この様な言葉があります。

「昔からの言い伝えで『積善の家には余慶あり』という言葉があります。これは『徳を積んでいたら必ず良い報いとして恵があるよ』というものです。

家を繁栄、発展させるためには、家全体で、家族みんなで協力して良い行いをしましょうといういみです。

例えば、お笑い芸人のサンドウィッチマンさんは、東日本大震災のあと、東北魂義援金を開設し今でも寄付をし続けています。単独ライブのグッズ売り上げの全てを寄付しているそうです。その思いに共感した芸能人や一般の方など全国からも寄付が集まり、とても大きな金額を寄付されています。サンドウィッチマンといえば、好きな芸人ランキングで1位になるほど大人気のお笑い芸人さんですが、人知れず徳を貯める生き方や働き方をしているから人気があるともいえるかもしれません。

また、経営の神様と言われた松下電器(現パナソニック)の創業者、松下幸之助さんの言葉に「人間として一番尊いものは徳である」というものがあります。松下幸之助さんも莫大な寄付をされていた方です。有名な話では、東京の浅草寺にある雷門は、松下幸之助さんが寄進したことで再建されました。

 

また阿弥陀寺に於いても、お参りの際にお賽銭を奉納していただいておりますが、年末にはそのお賽銭を浄土宗を通して災害基金としての寄付しております。この行為も陰徳に当たります。